
TDLでの成人式。約1200人の(76%)の新成人が出席。
近年、成人式のニュースといえば、浦安のディズニーランド成人式の華やかで楽しそうな映像と、全国各地の成人式で、迷惑行為による逮捕者出たという話題が、お決まりのように報道されてきているような気がします。
ですが今年は違います。財政破綻した夕張市の手作り成人式のニュースが、報道の頻度でも、またその内容からしてもダントツのトップでした。
夕張市では、例年60万程度の補助金を成人式に出していましたが、今年から1万円に予算をカット。実行委員の新成人たちが、成人式を実現するため、自分のアルバイト先のコンビニエンスストアに募金箱を置くなど支援を求めて奔走していました。そのことがテレビで報道され、全国から236万円もの募金が集まったというニュースです。
そのうち今年の開催費に使われたのは約20万円、残りは後輩たちのために繰り越されたそうです。
感謝を込めた「ありがとう」のかけ声での乾杯。「どこの成人式にも負けない、思い出に残る式になった」という実行委員の涙に、目頭を熱くされた方も多かったのではないでしょうか。
2007年を20歳で迎えた新成人(1986年生まれ)は、昨年より4万人少ない139万人。
夕張の成人式に出席した新成人は91人だったそうですが、彼らの姿、そして全国の支援は、出席できなかった同窓をはじめ、全国の人の心に温かなものを運んでくれたことでしょう。
夕張市と比較すると、浦安の成人式は、本当に恵まれています。
ディズニーランドが開園したのは1983年ですから、地元の若者にとってディズニーランドは、故郷の象徴。そこで開催したいという気持ちは理解できます。
ただ、ディズニーランドで成人式を開催する予算は、市が与えている訳でも、ましてや市長さんが与えている訳でもありません。市民がみんなで与えているものであることに気付き、成人まで成長する過程で、ご両親や周囲の人はもちろん、会った事もないたくさんの人に、支えられてきたことに感謝し、大人として、市民として、自らの務めを果たして欲しいと思います。